翻刻
【右丁】
赤螺(あかにし)しらやき粉(こ)にしてもちゆ
[八十]五膈(ごかくの)薬 《割書:はきやまひ》【欄外上部に▲】
野蒜根(のひるのね)土用(どよう)の中(うち)とりほして
粉(こ)にしさけにてもちゆ
[又]塩鰹(しほかつほ)《割書:まいかつほ》 頭(かしら)あらひ。水
にてせんじ。少(すこし)づゝ用(もちゆ)妙(めう)なり
[又]やからといふ魚(うを)。煮(に)て食(しよく)し
て妙(めう)なり
[八十一]呃逆(いつぎやぐ)《割書:しやくりの事》 柿蔕(かきのへた)粉(こ)【欄外上部に▲】
にして用ゆ。せんじ用ゆもよし
[八十二]打身(うちみの)薬【欄外上部に▲】
【左丁】
苧麻(からむし)葉(は)茎(くき)ともによくほして。
くろやきにし。酒(さけ)にて酔(ゑふ)ほど用
[又]唐芋(たうのいも)を食(しよく)してよし
[又]《割書:くちきによし》 うどんの粉(こ)
焼酎(せうちう)にてとき付る
[又]膠(にかは)をとき付てよし
[又]しふき 紺屋糊(こうやのり) 梅干(むめぼし)三色(みいろ)
をおし合(あは)せ付てよし
[又]《振り仮名:蓖麻子|ひまし|【左ルビ:たうごま】》くろやき五分づゝ
毎(まい)日もちひてよし
[又]生姜(しやうが)牟粉(むぎこ)。水にてねり付吉