翻刻
【右丁】
[又]牟粉(むぎこ) 山梔子(さんしし) 等分(とうぶん)粉(こ)にして
生姜(しやうが)のしるにてとき付て吉
[又]鮒(ふな)又は鰌(どぢやう)すりたゞらかし付吉
[又]梅干(むめぼし)黒焼(くろやき)粉(こ)にして毎日(まいにち)
ゆにて一二/度(ど)つゝ用ひてよし
[又]桜木皮(さくらのかは)せんじ用ひてよし
[八十三]接骨(せつこつの)薬 《割書:ほねつぎ》【欄外上部に▲】
山繭(やままゆ)くろやき末(まつ)して。山芋(やまのいも)生(なま)
にてすり合(あはせ)付(つけ)。柳皮(やなぎかは)にて巻(まき)て吉
[又]肉桂粉(につけいこ)を膠(にかは)にてとき。痛(いたむ)
所(ところ)にあつくぬり。其上(そのうへ)を樕柳(ゆやなぎ)
【左丁】
にて簀(す)をあみ包(つゝ)みをく也
[又]桧木皮(ひのきかは)《振り仮名:麁皮|そひ|【左ルビ:あらかは】》を去(さり)。酒(さけ)に浸(ひたし)炙(あぶり)。
又酒にひたし。さい〳〵して後(のち)。土器(かはらけ)に
入/黒焼(くろやき)粉(こ)にして。酒にて用(もち)ひ吉
[八十四]小児(せうに)五疳薬(ごかんのくすり)【欄外上部に▲】
黄柏(わうばく) 漆渣(うるしかす) 等分(とうぶん)粉(こ)にして。
のりにて丸(くわん)じ用ゆ
[又]車前草(しやぜんそう)根(ね)葉(は)実(み)ともに黒(くろ)
焼(やき)。うなぎをかば焼(やき)にし。味噌(みそ)
の内(うち)に。右の黒焼(くろやき)少(すこし)づゝ入やき用(もちゆ)
[又]疳(かん)にて目(め)見えざるに。蝦蟇(ひきがへる)