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コレクション: コレクション1

BnF. Département des manuscrits. Japonais 295 - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 295 - ページ 33

ページ: 33

翻刻

         下品下生者五逆人終時知識稱          念念徐生死之罪即金蓮華    下                   品                   下                   生     猶如日輪住其人前即得          往生極樂世界                    諸經要集ニ曰ク御父          月上大轉輪聖王御母ハ    妙     殊勝妙顔          又 第二 波利色弥陀 共    勸                   察                   智     御名ヲハ名ク          憍尸迦棄拾ノ位ヲ    弥陀    出家ス名ク法蔵比丘ト                    三身ノ印右掌ヲ顕シ左掌ヲ隠ス          胸ニ有卍字合ス大指ト與ヲ無名指    曼     中指トヲ              荼                   羅                   彌     是レ法報          二身ノ印ナリ右手合大指ト    陀     與ヲ頭指是レ應身ノ印ナリ                    無量壽ト云三字ハ三          世諸仏空假中ノ    五     三諦ナリ              劫                   思                   惟               五劫思惟ノ名号ガ八ト    弥陀    萬法藏ノ根元ナリ           下品下生 《割書:げほんげしやう|》 妙勸察智弥陀 《割書:めいくわんさつちのみだ|》 曼荼羅彌陀  《割書:まんだらのみだ|》 五劫思惟弥陀 《割書:ごかふしゆゐのみだ|》 【右上】 【上段】 ■下(げ)品(ほん)下(げ)生(しやう) 【下段】 下品下生者五逆人終時知識稱 念念除生死之罪即金蓮華   【図】 猶如日輪住其人前即得 往生極樂世界 【右下】 【上段】 ■妙(めう)觀(くわん)察(ざつ)智(ちの)弥陀(みだ) 【下段】 諸經要集ニ曰 ̄ク御父 ̄ハ 月⁻上轉⁻輪聖⁻王御母 ̄ハ 殊⁻勝妙⁻顔       又紅波利色弥陀《送り仮名:𪜈》   【図】 御₋名 ̄ヲハ名 ̄ク_二 憍⁻尸⁻迦_一棄_二⁻拾《送り仮名:𬼀》國⁻位 ̄ヲ_一 出⁻家 ̄ス名 ̄ク_二法⁻藏比⁻丘 ̄ト_一 【左上】 【上段】 ■曼(まん)荼(だ)羅(らの)彌(み)陀(だ) 【下段】 三⁻身 ̄ノ印右⁻掌ヲ顕シ左⁻掌ヲ隱ス 胸ニ有_二卍字_一合 ̄ス_三大⁻指 ̄ト與 ̄ヲ_二無⁻名⁻指 中⁻指 ̄トヲ_一   【図】 是 ̄レ法⁻報 二身ノ印ナリ右手合_三大指 ̄ト 與 ̄ヲ_二頭指_一是 ̄レ應⁻身ノ印ナリ 【右下】 【上段】 ■五(ご)劫(かふ)思(し)惟(ゆゐの)弥陀(みだ) 【下段】 無⁻量壽ト云三字ハ三⁻ 世諸⁻佛空⁻假⁻中 ̄ノ 三諦ナリ   【図】 五⁻劫思⁻惟ノ名⁻号ハ八 ̄ト#1 萬法藏ノ根⁻元ナリ

現代語訳

【右上】 ■下品下生 下品下生とは、五逆の罪を犯した人が臨終の時に善知識が称名し、念々に生死の罪を除き、即座に金色の蓮華が日輪のようにその人の前に住し、即座に極楽世界への往生を得る者である。 【右下】 ■妙観察智の弥陀 諸経要集に曰く、御父は月上大転輪聖王、御母は殊勝妙顔。また第二の波利色弥陀と共に、御名を憍尸迦と名づく。王位を棄捨して出家し、法蔵比丘と名づく。 【左上】 ■曼荼羅の弥陀 三身の印は、右掌を顕し左掌を隠す。胸に卍字があり、大指と無名指、中指とを合わせる。これは法身・報身二身の印である。右手で大指と人差し指を合わせる、これは応身の印である。 【左下】 ■五劫思惟の弥陀 無量寿という三字は、三世諸仏の空・假・中の三諦である。五劫思惟の名号は、八万法蔵の根元である。