翻刻
【右丁・挿絵】
騎射(きしや)
【左丁】
覚(おほゆ)ること尤(もつとも)徳(とく)あり此術(このじゆつ)も血気(けつき)循環(じゆんくわん)するゆゑ生涯(しやうがい)無病(むひやう)
長寿(ちやうじゆ)すべきの術(しゆつ)也是養生にあらざる哉
水練(すいれん)
水(みつ)の稽古(けいこ)は国々(くに〳〵)において武士(ぶし)たるもの嗜(たしむ)事 多(おゝ)しといへ共 清水(せいすい)にて
習(なら)ふもの有 濁水(たくすい)にて習ふ者有 海辺(かいへん)は潮(うしほ)にて習るふもの有 海(う)
潮(しほ)にて游(およ)き習ふものは河水(かわみつ)を重(おも)しとす河水にて
游(およ)き習ふもの海潮(うしほ)をえ游(およ)かず是(これ)は其道(そのたう)り也 其(その)習(しゆ)
練(れん)なるものに至(いた)りて游(およき)なから扇子(あふき)に文字(もじ)を書(かき)或(あるひ)
は瓜(うり)の皮(かは)をむき膳(せん)に向(むか)ひて飯(めし)を食(く)ふ其外(そのほか)種々(さま〳〵)
の業(わざ)を為(なす)こと陸地(りくじ)にてなすが如し士たる人(ひと)計(はか)り