翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

(画挿)養生はなし 2巻 - 翻刻

(画挿)養生はなし 2巻 - ページ 38

ページ: 38

翻刻

【右丁】  あれとも何も饑(うへ)を凌(しのく)為(ため)也 故(ゆへ)に十 分(ふん)の所(ところ)を八分 食(しよく)すれば  ほと能(よき)也 古今(ここん)偶(たま〳〵)大食(たいしよく)する人(ひと)あり或は若輩(ぢやくはい)の戯(たわふれ)に賭(かけ)  の勝負(せうぶ)などにて大 飲(いん)大 食(しよく)することあり或は羊羹(やうかん)を廿  棹(さほ)又は《振り仮名:𩻠鱺|うなき》を金壱両分(きんいちりやうぶん)或は壱 斗(と)餅(もち)を一 度(ど)に食(しよく)し或  上酒(しやうしゆ)壱 斗(と)飲(のみ)或は蕎麦(そは)を五 升(せう)分(ぶん)食(くら)ふ抔(など)尋常(よのつね)に越(こへ)  たる大 食(しよく)して身(み)を失(うしな)ふ人(ひと)数(かづ)をしらず仮初(かりそ)めにも  大 酒(しゆ)大 食(しよく)は慎(つゝし)ますんば有べからず ○好物(こうぶつ)も多(おほ)く喰(くら)へば毒(どく)となり内(うち)ばにくへば薬(くすり)とぞなる ○饑(うへ)たらば三度(さんど)の外(ほか)に飯(めし)はくへ一度に多(おほ)く喰(くら)ふへからず ○魚(うを)鳥(とり)の肉(にく)をは多(おほ)く喰(くら)ふまじ酒(さけ)の肴(さかな)も淡薄(たんはく)ぞよき 【左丁・挿絵】