翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション2

(画挿)養生はなし 2巻 - 翻刻

(画挿)養生はなし 2巻 - ページ 39

ページ: 39

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  麦飯(むきめし) ○麦(むき)めしは早(はや)く消化(せうくわ)し気(き)を開(ひら)き上戸(しやうご)は殊(こと)に下戸(げこ)も喰(くふ)べし   蕎麦(そば) ○蕎切(そはきり)は元(もと)より冷(ひへ)の物(もの)なれば老少(らうせう)虚弱(き[よ]しやく)こゝろへてくへ   蕎(そば)かき ○蕎(そは)かきにすれば内(うち)をもあたゝめて仙気(せんき)腹痛(ふくつう)溜飲(りういん)によし   温飩(うんとん) ○うんどんは内(うち)を温(あたゝ)め汗(あせ)すれど多(おほ)く喰(くら)へば気(き)をふさぐなり   索麪(そうめん) ○そうめんは温(あたゝ)かなるぞ薬(くすり)なる夏(なつ)の日なとはひやしくうとも   餅(もち) 《割書:并》 団子(たんこ) ○餅類(もちるい)は消化(せうくわ)の遅(おそ)き物(もの)なれば老少(らうせう)ともに内(うち)ばにはせよ   菓子類(くわしるい) ○上菓子(しやうくわし)は内(うち)に持(もた)れて歯(は)に悪(あし)し少(すこ)したべれば薬(くすり)とぞ成(なる)   清水(しみつ) 冷水(ひやみつ)  各(おの〳〵)無毒(むどく)なり夏日(かじつ)には葛粉水(くづみつ)或(あるひ)は道明寺水(たうめうじみづ)の  粉(こ)へは砂糖(さたう)胡椒(こせう)なとを入(いれ)て少々(せう〳〵)飲(のむ)は食物(しよくもつ)を解(げ)し暑(しよ)  気(き)もさくる也 酒後(しゆご)或は夏日(かじつ)の旅行(りよかう)なとには尤(もつと)も  元気(げんき)を増(ませ)とも餘慶(よけい)にのむべからず ○夏の日も涼(すゝ)しかりけり岩間(いはま)よりもりくる清水(しみつ)結(むす)ふ袂(たもと)に