翻刻
【右丁・挿絵】
鎌倉を生きて
出けん初鰹
はせを
大勢の中へ
一本鰹かな
嵐雪
人のまこと
先あたらしき
かつを哉
其角
【左丁】
○汁(しる)のみは淡薄(たんはく)なるを用ゆべし味噌(みそ)は白(しろ)赤(あか)塩(しほ)あまきよし
■(さい)【飣】
○一日の食事(しよくし)に■(さい)は一度(いちと)せよ其余(そのよ)は汁(しる)と香(かう)の物(もの)よし
魚鳥(うをとり)
○魚鳥(うをとり)は体(たい)を養(やしな)ふ為(ため)なるぞ内端(うちば)に喰(く)ひて脾胃(ひい)を補(おきな)へ
○魚鳥のあざれやふれてすゑたるは必(かなら)す喰(くら)ふべからさるなり
○海辺(かいへん)は魚類(きよるい)沢山(たくさん)ありとても多(おほ)く喰(くら)へば悪疾(あくしつ)をやむ
○魚鳥は時候(じかう)〳〵に任(まか)すべし時(とき)ならさるは喰(くら)ふべからず
煮加減(にかげん)
○不熟(にへざる)と煮過(にすく)したるは味(あじ)なくて内(うち)につかへて気(き)を塞(ふさく)也