翻刻
【右丁・挿絵】
新酒(しんしゆ)
【左丁】
酒(さけ)
○四時(しじ)とても酒(さけ)は温(あたゝ)め用ゆべし冷酒(れいしゆ)は夏(なつ)も毒(どく)としるべし
○焼酒(しやうちう)は必(かなら)ず毒気(とつき)つよきゆゑ夏月(かけつ)呑(のむ)とも少(すこ)し用(もち)ひよ
○わたり酒(さけ)蒲萄(ぶどう)あらきに泡盛(あわもり)も異国(ゐこく)の製(せい)そ心得(こゝろえ)てのめ
《振り仮名:濁醪|にごりさけ》
○とびろくは上酒(しやうさけ)よりも毒(とく)はけし空腹(くうふく)なとに心得てのめ
甘酒(あまさけ)
○甘酒(たまさけ)は老少(らうせう)なとに殊(こと)によし沢山(たくさん)飲(のめ)ば気(き)をふさぐなり
白酒(しろさけ)
○白酒(しろさけ)は持(もた)るゝからに病人(ひやうにん)や老少(らうせう)なとは過(すこ)さぬがよし