翻刻
【右丁・挿絵】
衣
類
【左丁】
武芸(ぶけい)
○武芸(ぶけい)をは空服(くうふく)にては致(いたす)まし飽食(ぼうしよく)しても用心をせよ
○武けいには必(かなら)ず酒(さけ)を禁(きんづ)べし稽古(けいこ)済(すん)でもこゝろへて飲(のめ)
○少(すこ)しでも疾気(やまひけ)あらば武芸には必(かなら)ずおして出(いて)ぬこそよき
○剣術(けんじゆつ)は心気(しんき)ゆたかにおちつゐて腹塩梅(はらあんはい)の能折(よきをり)にせよ
○水稽古(みつけいこ)したる上(うへ)にて湯あみせは汗(あせ)の出るをあひづにはせよ
居所(きよしよ)
○居所(ゐところ)は東南(ひかしみなみ)をうちひらき夏(なつ)涼(すゞし)きむねこそせよ
○山(やま)を脊(せ)に南(みなみ)に水(みづ)を見る土地(とち)ぞ人(ひと)の住居(すまゐ)に能(よき)所(ところ)なる
○水辺(すいへん)や湿気(しつけ)の深(ふか)き所こそ浮種(うき)や勝気(かつけ)の用心(ようしん)をせよ