翻刻
【右丁】
湯治(たうじ)の仕方(しかた)并(ならひに)病症(ひやうしやう)により湯(ゆ)の合不合(あひふあい)は土地(とち)
所(ところ)によりてさま〳〵なれば其(その)《振り仮名:湯|ゆ■》場にて工者(こうしや)の人(ひと)
に能(よく)尋(たつ)ね問合(とひあわ)すべし又(また)湯(ゆ)の相応(さうおう)不相応(ふさうおう)の
大概(たいかい)を知(し)らんには一日 両三度(りやうさんど)も入湯(にうたう)して心(こゝろ)
持(もち)よく食事(しよくし)次第(しだい)にすゝみ両便(りやうへん)快通(こゝろよくつうづ)れは相(さう)
応(おう)せしと知(しる)べし両三日(りやうさんにち)入湯(にうたう)しても気分(ひふん)開(ひら)
かず腹(はら)すくことなく両便(りやうへん)不通(ふつう)ならは極(きわめ)て不(ふ)
《振り仮名:相応|さ□おう》と思(おも)ふべし
○温泉(おんせん)よく相応(さうおほ)したりとも一日(いちにち)に三四度 夜(よ)は
二度(にと)に限(かき)るべし慾入(よくいり)必(かならず)すへからず
【左丁・挿絵】
湯治場