翻刻
【右丁・挿絵】
梨子
氷室の雪
牽牛子花
埋火
【左丁】
氷室(ひむろ)
○養(やしな)へば老(おい)もたもつと人(ひと)よしれ六月(みなつき)かけてきへぬこほりに
牽牛子花(あさかほのはな)
○朝皃(あさかほ)の短(みしか)き花(はな)の程(ほど)さへも日覆(ひおい)をすればゆふべ迄(まて)あり
梨子(なし)
○手当(てあて)よくかこへば寒(さむ)き冬(ふゆ)もへて翌年(よくねん)迄(まて)もやはりありのみ
埋火(うつみひ)
○すみの火も風(かせ)をいとへば炉(ろ)の中(うち)に久(ひさ)しくたもつことを知(しれ)れかし