翻刻!江戸の医療と養生

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養生歌 - 翻刻

養生歌 - ページ 11

ページ: 11

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【右頁】 嗜(すけ)ばとておなし品のみしよくすれば 偏気(へんき)つもりて病とはなる 飽食(ばうしよく)は数 日(じつ)つゝけばたゝまりて つゐに大事(たいじ)の病とはなる 賤者(かろきもの)はおり〳〵厚味/喰(くふ)もよし 貴人(きにん)は常(つね)に麁食(そしよく)まされり 喰度(くひたき)も暫時(ざんし)の間(あいだ)こらゆべし のちに益(えき)あるほどの久しさ 夏(なつ)もたゞあたゝかなるを食すべし 冷物(れいふつ)をのみ喰(くへ)ば霍乱(くわくらん) 【左頁】 百薬(ひやくやく)の長(ちやう)なる酒もわが分(ぶん)に すごして飲(のめ)ば百/毒(どく)の長 酒のまばほろ〳〵酔(ゑひ)を程(ほど)とせよ その盃(さかづき)の数(かず)はかぎらで 一杯(いつぱい)の酒にゑふ人/十杯(じつぱい)の さけにゑはぬも其人(そのひと)のほど 饑(うえ)過て食するときはそのまへに 湯茶(ゆちや)か味噌汁(みそしる)とくとのむべし 食(しよく)こなし持薬(ぢやく)にのみて大しよくの 人の脾胃虚(ひゐきよ)は十倍(じふばい)としれ