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【右頁】
渇(かはく)とも湯水(ゆみづ)はおほくのむなたゞ
口にふくみて数度(すど)うがひせよ
飽食とうえてものくふ時ならば
いり湯【注】はかたくせぬをよしとす
【注 「入り湯=桶(おけ)の中にすわってはいる湯】
さなきだに夏は食物(しよくもつ)こなれがたし
冷たるものと過食(くわしよく)ばしすな
閨門(けいもん)【家庭内での行儀作法】
腎水(じんすい)は人の命(いのち)の本(もと)なれば
おしみたもちて大切(たいせつ)にせよ
【左頁】
男女(なんによ)こそ子孫(しそん)/求(もとむ)るためなるを
わが慰(なくさみ)とおもふおろかさ
二十歳(はたとせ)は四日に一度(いちど)三十歳(みそとせ)は
八日に一度/房事(ばうじ)有べし
四十(よそじ)歳/経(へ)ば十六日め五十歳(いそとせ)は
廿日/六十歳(むそし)は房事(ばうじ)/慎(つつ)しめ
持(もち)まへのよはき生(むまれ)はさだめある
房事の数も猶(なを)へらすべし
たゞ一度/泄(もら)すも精気(せいき)/耗(へる)ぞかし
重(かさ)ねもらさば大病のもと