翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション1

養生歌 - 翻刻

養生歌 - ページ 12

ページ: 12

翻刻

【右頁】 渇(かはく)とも湯水(ゆみづ)はおほくのむなたゞ 口にふくみて数度(すど)うがひせよ 飽食とうえてものくふ時ならば いり湯【注】はかたくせぬをよしとす 【注 「入り湯=桶(おけ)の中にすわってはいる湯】 さなきだに夏は食物(しよくもつ)こなれがたし 冷たるものと過食(くわしよく)ばしすな    閨門(けいもん)【家庭内での行儀作法】 腎水(じんすい)は人の命(いのち)の本(もと)なれば おしみたもちて大切(たいせつ)にせよ 【左頁】 男女(なんによ)こそ子孫(しそん)/求(もとむ)るためなるを わが慰(なくさみ)とおもふおろかさ 二十歳(はたとせ)は四日に一度(いちど)三十歳(みそとせ)は 八日に一度/房事(ばうじ)有べし 四十(よそじ)歳/経(へ)ば十六日め五十歳(いそとせ)は 廿日/六十歳(むそし)は房事(ばうじ)/慎(つつ)しめ 持(もち)まへのよはき生(むまれ)はさだめある 房事の数も猶(なを)へらすべし たゞ一度/泄(もら)すも精気(せいき)/耗(へる)ぞかし 重(かさ)ねもらさば大病のもと