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【右頁】
家(いへ)にあらば程(ほど)よく身をばつかふべし
しよく気(き)めぐりて薬(くすり)にもます
行住(ぎやうぢう)も坐臥(ざぐわ)も久(ひさ)しくすべからず
ひさしきときは皆(みな)/毒(どく)となる
譯(わけ)もなく昼寝(ひるね)/度(ど)ゞする楽寝(らくね)こそ
気血(きけつ)をふさぎ病とはなる
大風雨らいでん雲霧(うんむ)ふかきには
雨戸(あまど)をさして其(その)/気(き)/避(さく)べし
閑(ひま)ならば常に手足(てあし)をつかふべし
徒(たゞ)に坐(ざ)しなば気血めぐらず
【左頁】
ひや〳〵と冷気(れいき)おぼえはたゞはやく
衣服(いふく)かさねよこらへべからず
枕(まくら)もとに火(ひ)の気(け)はをかぬ事(こと)ぞよき
逆上(ぎやくじやう)の気(き)をたすくればなり
寝(ね)つきにはむねと腹(はら)とをいくたびも
自身(じしん)しづかになでさするべし
夏はそのほどよくすゞみ暑(しよ)をしのげ
すゞみ過(すご)せば病とぞなる
寒気(かんき)より暑気(しよき)に中(あた)ればすみやかに
はげしきやまひやむものとしれ