翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション1

養生歌 - 翻刻

養生歌 - ページ 9

ページ: 9

翻刻

【右頁】 慾情(よくしやう)は獅子(しし)/身中(しんぢう)のむしなれや こころよりこそ身をもほろぼせ 大病(たいひやう)となりてのゝちは如何(いかが)せむ ただつね〴〵に養生をせよ 少々(せう〳〵)は苦(くる)しからじの不養生 つもり〳〵て後悔をすな 自由(じゆう)なる都人(みやこびと)より不じゆうに くらす山家(やまが)に長寿(ちやうじゆ)おほきぞ 目(め)なとめそ耳(みみ)になふれそ情慾(しやうよく)は 見きゝにつけて動(うご)くものから 【左頁】    飲食(ゐんしよく) 飲食は我身やしなふ為(ため)なるを 口のためぞと思(おも)ふはかなさ 目と口のために食(しよく)すなたゞ食は 腹(はら)のかげんを第一(だいいち)とせよ よほど腹(はら)すきて食事(しよくじ)は喰(くら)ふべし すかぬにくへば八重(やへ)食(しよく)となる 食事をはすき過(すぎ)ぬ間(ま)に食すべし すき過ぬれはやまひとぞなる