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翻刻
留米を打立二月廿八日之辰之刻斗有馬に至
り直に二之丸へ欠入て大守之御前江出け連
は御旗本を可警固と被仰然共源右衛門先手
へ赴度気色有に依て父助兵衛に源右衛門を
抑留せよと宣ひけ連は助兵衛承り御奉公此
節に候と申内者也源右衛門欠出て本丸へ乗
込父助兵衛に被預置し鉄砲之者を引廻して
敵之備を打破る亦昨今之城攻に先手之者頭
疲労するに依て大守之持筒頭三浦平左衛門
横井彦右衛門忠郷之持筒頭古川安太夫を先
手之中に被加各本丸へ乗込けるに余田惣右
衛門焼杭を打込て旗竿之根を堅め敵之方へ
押傾希旗を立る安太夫欠通里なから旗奉行
余田に向て御旗を早く本城へ被入事悉皆貴
殿之骨打成と云け連は惣右衛門か曰く兼て
聞置たる一伝あり旗色を見被申与と云し也
偖古川安太夫三浦平左衛門横井彦右衛門幷
先手之弓頭西沢左近右衛門弓鉄炮之備を立
る一揆等突て懸らんとするを鉄砲を以て打
たりけ連共敵猶手先へ進来る西沢は人之師