翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション4

養生女の子算 - 翻刻

養生女の子算 - ページ 11

ページ: 11

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  三合 ヅヽにすれば   六十六才余を保   弐合半ヅヽにすれば   八十才 を 保   弐合 ヅヽにすれば   百 歳 を 保 飯(はん)は身を養ふ結構(けつこう)なる物なれ共/食過(くひすご)せば腗胃(ひゐ)を 破(やぶ)り元気(げんき)を損(そん)す他(ほか)の食(くひもの)過(すごし)たるより害(がい)もまた強(つよ)し 常に宜(よき)ほどの分量(ぶんれう)をさだめ置むら喰(ぐひ)する事 なかれ食をひかへ過(すご)せは養ひたらずして痩衰(やせおとろ)ふといふは 養生をしらぬ人のいふ事なり腹はずい分すかせば 気(き)よく順(めぐ)りて達者(たつしや)なり廻(めぐ)り悪(あし)ければやまひを 発(はつ)すよく〳〵思ふべし野菜(やさい)魚肉(ぎよにく)ともに飯の割合(わりあひに)すく なきがよし飯のわり合より過(すぐ)るは多く害(がい)あり 何にても好(すき)なものは毒にならぬといひ伝(つた)へし事あり 是も一理(いちり)ある事なれども五味編勝(ごみへんしやう)といふこと有て 一味を多(おほ)く喰(くひ)すごせは害あり甘(あま)きもの多ければ腹(はら) はりいたむ辛(から)きもの過れば気上(きのぼ)り気へり瘡(くさ)を生(しやう)じ 眼(め)にあしく鹹(しほはゆ)きものをほければ血(ち)をかはかし咽(のど)かはく 湯水を多(おほ)く呑(のめ)は湿(しつ)を生じ腗胃(ひゐ)をやぶる苦(にが)きもの 多(おほ)ければ腗胃の生気(しやうき)を損(そん)ず酸(す)き物多ければ 気/縮(ちゞま)る五味を備(そな)へ少々(すこし)ヅヽ喰(くら)へば病(やまひ)も生せず諸菜(しよさい) 諸肉(しよにく)も同じ物をつゞけて食すれば滞(とゞこふり)て害有酒は