翻刻
【右丁 白紙】
【左丁】
藤堂
左少将兼和泉守藤堂高虎は《割書:初名与右衛門と申し叙爵して|佐渡守に叙し其後和泉守》
《割書:とそ申|せし也》近江国住人藤堂入道 白雲か子《割書:白雲はしめ源助|虎高といひしと云》浅井
備前守長政か家人生年十五歳 姉川の合戦に高名し十
七歳にして浅井か家を去りて阿閉 淡路守か許に行
爰をも又立出て磯野丹波守秀家か許にある事数月に
して織田七兵衛尉 信濃の家にゆき丹波国籾井の城の
戦に高名しそのゝち大和大納言秀長の家人と成播磨の
別所を討れし時に先かけし江馬の一揆せめ平けし
かは所領の地加へて其功を賞せらる《割書:はしめ秀長三万石を|賜ひ此度三千石の地を》