翻刻
【右丁】
食物等之儀且慶長之頃より異国舟入津之義に付古き
書留被調申上候様土井大炊頭殿より被仰渡十月廿五日
書上有之之御承書
魯西亜人阿蘭陀加飛丹と応対之様子幷舟中/食(しよく)
物(もつ)等之儀右/応対(あふたい)之様子格別見下し候様子にも無之/加飛丹(かびたん)
も認【注】り候様子にも無御座候/同輩(とうばん)位(くらい)之様子に相見へ候段
右之砌凡三ヶ年分程も貯(たくわへ)罷越候由之事
一慶長之頃之書留は無之承応二巳年/暹羅(シヤムロ)より
【左丁】
書翰両通差越候を被差通候書留之事
元禄五申年八月六日/柬埔(かぼ)寨(ちゃ)国王より同国商船に
書翰音物長崎奉行え相送候処江府へ申上候上/被差返(さしかえされ)
長崎奉行存寄等に品々書留之事
一元禄八亥年/安南国(あんなんこく)王より書翰(しよかん)音物(いんもつ)相送候処被差返候
書留之事
一元文五申年/寧波(ねいは)舟にも呉(こく)君園(ゑん)入津之舟へ柬埔(かほ)
寨(ちや)本国之もの乗組長崎奉行へ書翰音物相送り
【早稲田大学図書館の蔵書本では「認」は「謙(へりくだり)」とある】