翻刻
【右丁】
魯西亜人え御散終【詮?】之/有(荒)増
前之通御/逢(あい)候て見へ出る両御奉行御目付長上下上下け
以上/熨斗目(のしめ)半袴(はんはかま)以下/服(ふく)沙麻(さあさ)上下
昔より海外の諸国我国へ通問(つうもん)する事少から
すと雖(いへども)事の便宜あらさる故/厳禁(けんきん)を設(も)ふけ我
国の商戸の外国へ往事(ゆくこと)を止め外国の賈舶(カハク)
も我国の入す/唐山(とうさん)朝鮮(てうせん)琉球(りうきう)紅毛(をらんだ)の往来(おゝらい)
せらる事は互市(ゴシ)の利を必(ひつ)するに非す来る
【左丁】
事の久しき/素(もと)より其いわれあるを以や■【其?】余是
通信(つうしん)通商(つうしやう)の事は風土/異(こと)にして/徒(いたつら)に行李(ぎやうり)を煩(わすらわ)は
さん事を以て通せさる事我国/暦世封彊(レキセイホウケウ)【注】
を守る/常法(じやうほう)也礼は往来尚ふいま其国の礼物を
請て答へすんは礼をしらさる国とならん
答んとすれは海外万里いつれの国かしかるへ
からさらんいれさるに■■【しか?】し仍て我国の禁(イマシメ)ゆる
かせになしかたく其国一つ侮(クイ)の故を以/朝(てう)庭(てい)暦(ねき)
【注 「暦」は「歴」の誤ヵ】