翻刻
【右丁】
是は右(右)費(ひ)用代金/償(ツクノフ)且品々申立候儀尤之
様に候得共差遣候/綿(わた)之儀漂流人/遥々(はる〳〵)の所
被/送(オクリ)帰(カヱ)候礼/謝(シヤ)に有之費用之儀は別て国法
を以御取計ひ有之義に候得共/強(しいて)て申立候得は
江戸/表(おもて)御/伺(うかゝい)之上御下知無之候ては難被仰付左候ては
此上日数も相懸り旁宜かしましく通信通
商難相成/趣意(しゆい)は通詞を以被仰聞候御書付之
趣候得と会(ヱ)■(トク)《割書: |得》【「得」は左ルビ】仕候はゝ別段(べつだん)書付被差遣に
【左丁】
不(ふ)_レ及此段能々/利害(りがい)申聞候様御内意
被仰渡通詞共奉承知翌八日/終(つい)に御答及延
引候処如何申/談(たんじ)候哉漸々/納得(ナツトク)致然は仰にまかせ
可申/併(ならひ)貢(みつぎ)献之品持帰候義無本意仕合に付御奉
行方へ呈進(ていしん)仕度段申候由に付是又御/役柄(やくから)之儀
決て受納難成然共使節之もの申立候儀一々
事行不申候ても如何に付是迄通詞とも
格別(かくべつ)骨折(ほねおり)候事にて是へ遣可然是迚も
回礼(クワイレイ)無之候ては難相成事/故(ゆへ)幸(さいわい)当国の産(さん)