翻刻
【右丁】
無差支会入津扶助致候様兼て津々浦々至迄
命を下し置候其人之
御当国何国之津へ連渡可申哉将亦商法等につきて
心願之趣則使節之者にこらあれさのつとへ具(ツブサニ)に
申含置候間
貴国高官之御方之御尋之次第も御座候はゝ右使節
之者へ御沙汰被成下度奉存候
謹貢(キンコウ)
《割書:つゝしんでみつきす》
【左丁】
一/時計(トケイ)仕/込(コミ)候/象(バケ)作物 《割書:但し金細工惣高さ弐尺八寸計|台三寸計紫檀の類細工》
一大鏡 《割書:竪九尺横六尺五寸程|厚さ壱尺壱寸計程》
一/猟虎(ラツコヲ)皮(こ) 皮等六枚
一/象牙(ハタケ)細工(サイク)物
一/鉄炮(テツホウ)大小色々
右は微儀之至に候得共自国之/産(サン)物にまかせ貢(コウ)上仕候
御/照納(シヤウフヲ)被下候におゐては欣幸(キンコヲ)至極奉存候其外
国産之/貴品(キホン)等(ト)猶可/備(ソナヱ) 上覧(シヤウラン)奉存候