翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

卓子料理仕様 - 翻刻

卓子料理仕様 - ページ 6

ページ: 6

翻刻

〇水鱠の事   具を酢と塩にひたしすこし塩からくいたし青かやの笹に   随分しつかりとつゝみ井戸に宵より中に釣置出す時分に   錫皿にても何にてもみずたつふりと溜め出す  夏 〇小氷(こごほふ?)の事  たしにて煮   白かんてんをかけん見合客の多少によりよき程くわへ   一夜前に拵置而得【後?】は氷申候《割書:但し魚のみを後に入|あんはいいたし氷らせ候也》 〇かさねはんぺいの事   玉子の黄身は黄身白身は白身斗にてはんに入先に白をむし暫   いたし上に少し生しき時分又黄成方を上に置むして切敢遣  〇南蛮漬(なんばんづけ)   鯛を一夜前日よりぬかみそにくさみを切て漬をき   出す前に洗て焼なり 〇思案麩(しあんぶ)   生麩凡一匁五分分に寒さらしの粉を三合入よく   引ませて湯引なり大にして切形なりともまたは   一ツ盛にちきりてなりとも 〇あわび打貝(うちがい)   随分大ふりなる鮑をふちのかたき所さりしの竹にて   ほと〳〵身のいたまぬやうにたゝき酒にて湯てちきる也