翻刻
造(つくる)べし河越(かわこし)の節(せつ)明荷(あけに)の合口(あひくち)より水(みつ)入(いる)も
のなり明荷に限(かぎら)す両掛(りやうかけ)等も水のいらぬやうに
用心すべし惣而(そうして)川越(かわこし)の場所(ばしよ)にては濡物(ぬれもの)紛失(ふんしつ)
物(もの)心付べきなり附たり明荷両懸は江戸にては
伝通院前駿河屋にて製(せい)する所尤宜敷也
一 旅先(たびさき)にてしらぬ川かちこし決而(けつして)すへからず
又 出水(しゆつすい)にて橋(はし)を流(なが)しかちこし船渡(ふなわだ)し等に
成事ありか様の場所は宿役(しゆくやく)へ懸合(かけあふ)べし
自分(じふん)相対(あひたい)にすべからす諸事(しよじ)宿役へ懸合置は
何事に有ても能ものなり
為重
村雨の晴間にこへよ
雲ゐ坂みかさの山は
ほとちかくとも