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止(やま)ぬ様子(やうす)ならば此方(このほう)の連中(れんちう)にて酒宴(さかもり)のすむ
まてかはる〳〵一人つゝ不(ね)_レ寐(つ)に居(をる)べし長酒(ながさか)もりも
むつかしの出来(てき)るものなりも
一 馬(むま)は驚(おとろ)き勝(かち)なるもの故(ゆえ)若(もし)おとろきはね出(だす)時(とき)あは
てゝ飛下(とびをる)べからす荷物(にもつ)に取附居(とりつきをり)もし荷物(にもつ)曲(まが)り
地(ち)に付(つく)比(ころ)を見合(みあわせ)下(をり)べしうろたへ飛下(とひをる)れはかな
らず怪我(けが)するものなり
一三四月 比(ころ)道中(だうちう)にて田舎馬(いなかむま)に乗(のる)時は乗下(のりをり)に
別而(へつして)心付べし田舎馬は日々 不(つか)_レ使(わず)休(やす)めおきて
偶(たま〳〵)つかふ故(ゆえ)春(はる)気(け)によつて駆出(かけいた)すなり心得て
乗へきなり
一 夏(なつ)道中(だうちう)にて馬に乗ならは心得あるへし馬に
虻(あぶ)取付故に時々はねるなり又乗人も夏は眠気(ねむけ)
付てあぶなし因而(よつて)山坂(やまさか)河端(かわばた)等 別而(へつして)心付べし
老人(ろうじん)小児(しやうに)は夏(なつ)は心得有べきことなり
一道中にて相客(あひきやく)の中(うち)など薬種(やくしゆ)妙薬(めうやく)等の下(げ)
直(ぢき)なるものをすゝむるとも堅(かたく)断(ことわり)て求(もと)むべからず
若(もし)途中(とちう)にて入用あらば其所の薬種屋(やくしゆや)にて調(とゝの)
へべし
一 飛脚(ひきやく)并 ̄ニ荷才料(にざいりやう)勤(つとむ)る人(ひと)軽重(けいぢう)有といへとも容易(ようい)