翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

旅行用心集 - 翻刻

旅行用心集 - ページ 40

ページ: 40

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 を乗(のり)ぬくること肝要(かんよう)なり 一 便船(びんせん)の人数(にんづ)多きはあしきものなり第一 乗合(のりあひ)の  難義(なんき)也又 船手(ふなて)も手まわし悪し尤(もつとも)船中(せんちう)の事  は諸事(しよじ)船頭(せんとう)の意(い)にまかせ必(かなら)ずさからふべからす  都而(すべて)船中(せんちう)の事は船中の法式(ほうしき)ありて忌嫌(いみきら)ふことも  あれは船手(ふなて)の邪魔(ぢやま)にならぬ様にするを専一(せんいち)とす  ○船に酔たる時の妙方 一 船(ふね)に酔(ゑひ)たる時大に吐(と)して後(のち)渇くなり其節(そのせつ)は童子(たうじ)【左ルビ「ことも」】  便(へん)を呑(のま)すべしもし童子便なき時は大人の  尿(いばり)を呑すへし誤(あやま)りて水(みづ)をのめば即死(そくし)するなり  つゝしむべし 一 舟(ふね)に乗(のる)時(とき)に其(その)河(かわ)の水を一口呑ば船(ふね)に酔(よわ)ぬ也 一船に乗時に陸(くが)の土(つち)を少々 紙(かみ)に包(つゝみ)み臍(へそ)のうへに  あてゝをれば舟に酔ことなし 一 硫黄(いわう)を紙に包み懐中(くわいちう)すれば舟に酔ことなし 一又方 付木(つけぎ)を二三 枚(まい)人にしらせず懐中すれば舟に  酔ぬなり 一又方つよき醋(す)を一口 飲(のみ)てよし又 梅干(むめぼし)を含(ふく)てよし  又 生大根(なまだいこん)のしぼり汁(し)を呑(のみ)てもよし 一つよく酔(ゑひ)嘔吐(をゝと)やまざる時は半夏(はんげ)陳皮(ちんひ)茯苓(ぶくりやう)の