翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

旅行用心集 - 翻刻

旅行用心集 - ページ 45

ページ: 45

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 てもぬれば早速(さつそく)痛(いたみ)退(しりぞ)くなり 一 田螺(たにし)を醤油(しやうゆ)にて炒付(いりつけ)乾置(ほしおき)て旅先(たひさき)へ持行(もちゆき)  二三日の内用ゆれば水にあたることなし  ○湯気(ゆけ)にあかりたる時の奇方(めいほう) 一風呂(ふろ)へ入て時(とき)を移(うつ)し湯気(ゆけ)に中(あた)りたるには  冷水(ひやみつ)を其(その)面(かほ)にふきかくべしもし衂血(はなち)止(やま)ず  眩暈(めまい)甚しきものは惣身(そうしん)に水を澆(そゝき)かけてよし 一又方 面(かほ)へ水を噴(ふき)かけて後髪(のちかみ)を解(とき)あら櫛(くし)にて  幾(いく)へんもすけば気(き)の付こと妙也又 酢(す)を少々  飲(のま)しむへし 【以下図の説明】 此(この)図(づ)の外に草臥(くたびれ)足痛(そくつう)の 灸所多し試(こゝろ)み覚へてよき 所ともへはすへべし然共わらじ 脚半等にてすれる所は用 心あるべし 三里膝の下三寸 外(そと)のかと ○承山(じやうざん)俗(ぞく)にかこかき  三里といふ ○足の ふくらは きの 図 承山(じやうざん) 両足をつま立れば ふくらはきへ山の かたち出る也その 山の下を承山と しるへし 通谷(つうこく) 足(あし)の小(こ)ゆひのよこの くほみたる所なり くたびれよく直る也