翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

旅行用心集 - 翻刻

旅行用心集 - ページ 46

ページ: 46

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 ○道中(たうち)所持(しよじ)すへき薬(くすり)の事 一 熊胆(くまのゐ) 奇応丸(きをうくわん) 返魂丹(はんこんたん)  已上三方は積又は腹痛食傷霍乱によし此外はらあひの薬  いろ〳〵あれとも此三方にてたるべし 一 五苓散(ごれいさん) 胡椒(こせう)  水かわり又は夏人々かわきて水をのむに用ひてよし 一 延齢丹(えんれいたん) 蘇香円(そかうゑん)  気付によし 一 三黄湯(さんわうたう)  是は道中は人々のぼせるものゆへ大便けつしやすし其節  ふり出し用ゆべし 一 切(きり)もくさ  しめらぬやうにして貯ふべし 一 備急円(ひきうゑん)  大食傷にて吐(はき)も瀉(くた)しもせざる時に用ゆる為なり然とも大方は先つ  熊のゐ奇応丸返魂丹にて吐瀉あるもの也 一 油薬(あふらくすり) 白竜膏(はくりうかう) 梅花香(ばいくわかう)  此外近頃流布する朝川の桂花香(けいくわかう)なとよし切疵腫物毒虫  のさしたるによし  右の外は面々(めん〳〵)のあひ薬(くすり)有ものなれば勝手(かつて)次 第(したい)たる  べし又道中にては薬種屋(やくしゆや)にて調ふれば大概(たいかい)急用(きうよう)  はたるべし  ○道中(たうちう)所持(しよじ)すべき品(しな)の事 一 矢立(やたて) 扇子(あふき) 糸(いと)針(はり) 懐中(くわゐちう)鏡(かゝみ)