翻刻
右の両句日和を知の妙語也霧ふれは天気也
霧立のほれは雨になるなり余これをためし見るに
違ふことなし又心やすく覚よき語なり前の
古歌も関東にて日和をためし考へたる歌なる
へし都而日和の見やうは譬(たとへ)は関東にてはふじ
山筑波山の雲たちによつて風雨をしるやうに其
国々所々にて目当ありて知こと也 因而(よつて)道(たう)中にては
其所々にて聞合考へみるへし旅は日和の善悪(ぜんあく)に因(よつ)
而(て)損益(そんゑき)あること也 川越(かわこし)船(ふな)わたし等のある前後(ぜんご)は
別而(へつして)了簡(りやけん)あるべき事也
ものゝふの
やはせの
わたし
ちかく
とも
いそかは
まわれ
瀬田の
長橋