翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

旅行用心集 - 翻刻

旅行用心集 - ページ 58

ページ: 58

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 いふべからず又湯の源(みなもと)一 ̄ト口にして湯宿 数軒(すけん)へ配分(はいぶん)  すれば其(その)家々(いゑ〳〵)により其(その)効能(かうのう)夫々(それ〳〵)に替(かわる)ものあり依_レ之  温泉(おんせん)ある場所(ばしよ)にはいろ〳〵に利(きゝ)めの有湯あるものな  れば其所に至り様子をとくと湯宿へ問合すへし  いかなる名(な)高(たかき)温泉にても其病症に因而(よつて)相応ふ相  応有ことあれは能々聞合て湯治すへし 一 諸州(しよしう)の温泉(おんせん)左にあくるもの凡四十ケ国二百九十  二ケ所 此(この)余(よ)洩(もれ)たる温泉諸国にこれありといへ  ども徧(あまね)く尽(つく)す事あたはず依_レ之 其(その)洩(もれ)たるもの  此(この)書(しよ)へ追々(おい〳〵)加入(かにう)あるべし 諸国温泉  五幾内   大和 武蔵(むさし) 塩(しほ)の葉(は)   摂津 有馬(ありま)《割書:京ヨリ十四里|大坂ヨリ九里》 多田(たゞ)《割書:池田ヨリ|一里ヨ》 一庫(ひとくら)《割書:一庫村|にあり》 一 有馬(ありま)の湯(ゆ)は浴室(よくしつ)一 宇(う)にして湯槽(ゆふね)深 ̄サ三尺八寸  堅(たて)二丈壱尺 横(よこ)一丈二尺五寸 底(そこ)は鋪石(しきいし)なり其(その)  石(いし)の間(あひ)に竹筒(たけつゝ)を狭(はさみ)其中より湯(ゆ)涌出(わきいつ)る也 味(あしわい)は鹹(しほはや)  し中間(ちうかん)に板壁(いたかべ)を隔(へたて)て南(みなみ)を一の湯とし北(きた)を二