翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: 模範解答付きコレクション1

旅行用心集 - 翻刻

旅行用心集 - ページ 68

ページ: 68

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  塩原(しほばら) 《割書:奥州街道作山ヨリ入 ̄ル六里半|又 なべかけ宿よりも入 ̄ルなり》   那須(なす) 荒湯 大丸塚 福和田 一那須の湯は諸病に効あれども別而まむしに喰れ  たる人湯治せば痛(いたみ)立所(たちどころ)に退(しりそ)き疵(きず)いへて後(のち)難(なん)なし   陸奥 会津 江戸ヨリ六十五里白川ヨリ西へ入 ̄ル温泉多 ̄シ   天寧寺(てんねいじ)一名湯本 小谷(をや) 熱塩(あづしほ) 沼尻(ぬまじり)   磐梯(はんだい) 荒湯 隼人(はやと) 五畳鋪(ごじやうじき) 一天寧寺の温泉(おんせん)は会津(あひづ)若松(わかまつ)の城下(じやうか)より東一  里余 山中(さんちう)天寧寺村にあり此所を湯本といふ  湯宿(ゆやと)数(す)十 軒(けん)ありいつれも大家なり湯(ゆ)の源(みなもと)は一口  にして其(その)湯(ゆ)を数(す)十軒へ分(わかち)取(とる)なり然共其家に因(より)  温熱(おんねつ)寒冷(かんりよう)の差別(さべつ)ありて先々(それ〳〵)に効能(かうのう)別(べつ)也依_レ之 其(その)  中(うち)の効能に合(あわせ)て入湯(にうたう)すれば諸病(しよびやう)に尤(もつとも)効(かう)あり  此(この)湯(ゆ)は誠(まこと)に清潔(せいけつ)にして鑑(かゞみ)の如く日本 無双(ぶそう)の名(めい)  湯(たう)なり又 其(その)町中(まちなか)に惣湯(そうゆ)一宇(いちう)あり往来(わうらい)の旅人(りよじん)  草刈(くさかり)椎者(きこり)の類(たぐひ)迄 入込(いりこみ)なり此湯は外々より格別(かくべつ)  熱湯(ねつたう)なれども至而(いたつて)温順(おんじゆん)にして諸病に効あり又  右の湯宿の下を流(なかる)るゝ川を湯川(ゆかわ)といふ其川の中(うち)  にも温泉所々にあり其中にも目洗湯(めあらいゆ)とて川の