翻刻
会津
天寧寺
湯本
湯宿廿軒余
毎家湯槽
二 ̄ツ宛アリ
惣湯
人々(ひと〳〵)米(こめ)味噌(みそ)鍋(なべ)釜(かま)の類(たぐひ)迄(まて)自(みつか)ら背負(せおひ)登(のぼ)るなり此湯
は最(もつとも)大熱湯(だいねつたう)にて米(こめ)を笹(さゝ)の葉(は)に包(つゝみ)湯口(ゆぐち)へ入れは忽(たちまち)飯(めし)と
なり其外(そのほか)菜類(さいるひ)筍(たけのこ)のごときもの殊更(ことさら)忽にうたる也
諸病に大効あれとも虚弱(きよじやく)の人は其(その)猛烈(もうれつ)に怖(おそれ)て
入事あたはず其外国中四方の山々に温泉夥しく
あり余国(よこく)の温泉は記事有て世に行るゝ故 略(りやくす)_レ之 ̄ヲ此
地は江戸より僅(はつか)に六十五里にして但馬(たじま)の城崎(きのさき)摂州(せつしう)
の有馬(ありま)等にも増(まさ)るべき名湯(めいたう)故(ゆへ)其大略を記 ̄ス
青沼 川旅 折木 野神 岳 ̄ノ湯