翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

華夷九年録 - 翻刻

華夷九年録 - ページ 6

ページ: 6

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かと夜の目も合ず侍居たる斯而日数も 近き間南京の船便りと主人ゟ頼けるに 舟ゟ申けるは日本人真文字に通せし 者也と問けるに文字知らざる由我答け る又南京の人申けるハ左然バ長髪ニ而ハ 船に乗せ申されず坊主にならばと申 ける我思ふには迚も我国に帰らんに髪を おろすも戻念也又此侭にて乗行く舟も 有るべしと此便りは留まりけり所に別?し 友に東に頼けれハ阿蘭陀の船便り有ぞと 聞き出し主人え斯と告げけれハ阿蘭陀ハ 頼ミ少き者なれど母是非にと思わば頼ま んと主人ゟ念比に頼ミける阿蘭陀も心 能く交合けれハ時なる哉?時来て阿蘭陀 が船に乗らんとて辰ノ四月十三日金銭数 両あたへけれどかゝる所を所持せしならば 返て身をや害せんと押返せば主人も是を 尤なりとて品を替て壱尺八寸の剣一腰