翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

華夷九年録 - 翻刻

華夷九年録 - ページ 7

ページ: 7

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形身なるとてあたへける其外ハ今迄身に添 し衣類小道具蚊帳等をぞきしけり家内 にも朋輩にも今世限りと暇?乞家内老母も                文句不□□ 門送り楽?に袖を絞りけり又も此秋比田面の 雁多にも鳴とぞ帰る古郷の空心の底?の嬉 しさも久しき馴そめし旅の舎人の情も 深き江の泪に曇り水鏡あしわけ船に竿 指て見帰り〱おらんだが元船にてそ乗り にける此船阿蘭陀が舟には小舟にて壱万 石積?といゑり水主梶取七拾余人とそいゑり十四日 の朝川口を出帆して順風なれハ帆数?をあげ 昼夜とも無く走りけれバ凡海上千五百里 余り障る事なり五月二日阿蘭陀か出張は 咬◆【口扁に雷】吧(ジャガタラ)大湊にそ急にけり石垣数里に築 廻して渡り八町の河口有り舟乗り入るれハ 左右に番所有り川口を見れハ三本木の 如く成る柱立横木を渡して是をしむる番所 に斯と届けれバ小舟来りて水門を開く元