翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

華夷九年録 - 翻刻

華夷九年録 - ページ 9

ページ: 9

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の門を入り玄関と覚敷所ゟうへに上り広 間に行き大将と思し敷人三人床(牀)机の如く なる物に腰打掛け後口の方にも人有り我を 連られし人何やらんわからざる事を言上 すと覚けり然るに左座なる老人我に向ヒ て日本人国に帰り度やと言けれハ我も頓首 して御返し被下事□□をゆふて□きけ れば老人亦言にハ後五日にハ日本ゑの 舟便り有りこれに乗せんとそ申ける斯 て我を連られし人又我を引連れ右の町倉 にとぞ帰りける其夜ハ暮し明ぬれハ五月四日ニハ 小舟に乗り元来りし川を下りけるふn斯而元船に 乗り替る以前此国に乗来りし船ゟハ遥ニ大 船也此船日本の石目凡貮万石斗り積とぞ見 ゑにけりカビタン船頭筆者其外医師等迄 壱艘に上ミ八人黒坊拾人マタロスの水主百三拾 人我共都合百五拾三人成り今月五日の朝六ツゟ 船を出し帆数多上け順風にいと心能く走り