Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション1

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を生(しやう)ずる基(もとゐ)にて候。勿論(もちろん)昨年(さくねん)殺生(せつしやう)を禁(きん)じ。田猟(でんれう)を止(とゞめ)給ひしに。今年(こんねん)鳥獣(てうじふ)に 何(まん)の科(とが)の候や。一 旦(たん)出(いだ)し給ひし倫言(りんげん)は汗(あせ)の如(ごと)く再(ふたゝ)び反(かへら)ず候。鳥類(てうるい)たりとも不信(ふしん)を示(しめ) し給ふべからず。以後(いご)は御狩(みかり)の御幸(みゆき)を御 止(とま)り有(ある)べしと諫奏(かんそう)し給ひければ。帝(みかど)理(り) に責(せめ)られて赤面(せきめん)し給ひ。御 酒宴(しゆえん)をも止(やめ)給ひて還御(くわんぎよ)なし給ひける。定国(さだくに)菅根(すがね)等(ら) 案(あん)に相違(さうゐ)し。又々(また〳〵)左大臣(さだいじん)の館(やかた)【舘は俗字】へ集会(しふくわい)し。兔(と)にも角(かく)にも道真(みちざね)在(あつ)ては事の妨(さまたげ)なり如何(いかに) もして追退(おひしりぞけ)んと奸計(かんけい)を商議(しやうぎ)しけれども。是(これ)ぞと思ふ謀(はかりこと)も案(あん)じ得(え)ざれば。此上(このうへ)は陰(おん) 陽寮(やうりやう)の輩(ともがら)に咒咀(のろひ)殺(ころ)させんと。勅宣(ちよくせん)なりと偽(いつは)り財宝(ざいほう)を多(おほ)く与(あた)へ。所有(あらゆる)冥衆(みやうじゆ)を 祭(まつ)らせ。菅公(かんこう)の形代(かたしろ)を作(つくり)て王城(わうぜう)の八 方(はう)に埋(うづ)ませなどし。専(もつは)ら調伏(てうぶく)させけれども。神(かみ)は 非礼(ひれい)を受(うけ)玉はざれば。咒咀(しゆそ)の術(じゆつ)も更(さら)に其(その)験(しるし)なかりけり     三善清行(みよしきよゆき)《振り仮名:贈_二菅公諫書_一|かんこうにかんしよをおくる》  菅公(かんこう)《振り仮名:得_レ冤被_レ謫_二西府_一|べんをえてさいふにてきせらる》条 昌泰(しやうたい)三年 秋(あき)七月 彗星(はゝきぼし)現(あらは)れければ。諸人(しよにん)仰(あふ)ぎ見て大いに駭(おどろ)き此星(このほし)出(いづ)る時(とき)は兵革(へいかく)