Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション1

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ページ: 465

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  山わかれとびゆく雲(くも)のかへりくる影(かげ)見るときは猶(なほ)たのまれぬ 世(よ)は憂(うき)ものと思捨(おぼしすて)ながら猶(なを)皈洛(きらく)の期(とき)もやと思(おもひ)給ふなるへし雨(あめ)の降(ふり)ける日   あめのした隠(かく)るゝ人のなければやきてしぬれぎぬひるよしもなき 月(つき)の明(あか)かりける夜(よ)の御 哥(うた)に   うみならずたゝへる水の底(そこ)までも清(きよ)き心は月ぞてらさん     野(の)を詠(えい)じたまふ   つくしにも紫(むらさき)おふる野(の)べはあれどなき名(な)かなしむ人ぞ聞(きこ)えね     道(みち)を詠じ玉ふ   苅萱(かるかや)の関(せき)もりとのみ見えつるは人もゆるさぬ道(みち)べ成(なり)けり     山を詠じたまふ   あし曳(びき)のかなたこなたに道(みち)はあれど都(みやこ)へいざといふ人のなき