翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

救荒事冝 - 翻刻

救荒事冝 - ページ 12

ページ: 12

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もの越/植(う)へ/旱(ひでり)尓て作物越そこなはば。はやく旱尓かまはぬも の越植へば。彼を失ふとも此を得て。半作尓盤なるへし。是は いか尓も時尓先だちてはやくな須をよしと須〇/宋(そう)の/真宋(しんそう) の時。/江淮(こうわい)/両浙(りやうせつ)の地ひてり徒ゞきた連ば。/詔(みことのり)して/福建(ふくけん)能/占(ちやん) /城稲(ばんいね)を取て植させ希連ば。/飢饉(ききん)を/免(まぬ)かれし登なり〇宋 の江/翺(かう)といふ人。/汝州魯(じよ志うろ)山の/令(だいくわん)堂里し尓。年々旱しけ連ば。 建安より/旱稲(ひでりいね)の/種(たね)を取て植させける。此稲は旱尓かまはず して実のり多く。久しく/蓄(たくは)ふべきものなりけ連ば。/高原(たかば)尓 植て年々食尓乏から須といへり〇宋の陳/珦(きやう)といふ人。/徐(じよ)州 /沛(はい)/懸(けん)尓/知(ぶぎゃう)たりし時。久しく雨ふりて。平原まで水清きて/穀(こく) /登(みの)ら須。/晩稲(おくて)までも取得須。民ども/卒歳(そのとし)の/具(そなへ)なかりける。/珦(きやう) おも扁らく。水/退(しりぞい)て後/耕(たがへ)し/種(たね)ま可ば時尓おく連たり。そこで きつ登/思案(しあん)し。富人のたくはへたる/豆(まめ)数千石越徒のり得て。 民ともに貸しわたし。水中尓布しむ。色いまだ/事(こと)〳〵/涸(か連) ざる内尓。豆の/甲(めばへ)はや/露(あらわ連)出て。是年食/艱(とぼ)しから須となん 〇/明季(みんのすゑ)/河南(かなん)大尓旱しける尓。/知登封(ちとうふう)の/令(だいくわん)/梅傳(ばいでん)。/麦(むぎ)のな /枯(か)るゝを見て。/蕎麦(そば)植べしとて。民とも尓すゝめて種越用意 せし免。神の告尓よつて。又多く/菜子(なたね)をとりて。蕎麦耳 取まぜてうへしむる尓。/潦雨(ながあめ)ふり出て止ざりけ連ば。蕎は一つも 生せ須。されど菜盤/勃然(ぼつぜん)として/透発(はへあがり)。常の年より数倍