翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

救荒事冝 - 翻刻

救荒事冝 - ページ 18

ページ: 18

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田盤。少しもい連須して試ける尓。蝗多く亭油多くい連たる 田は。七八分の作となり。蝗のうすく油半入る田盤。四分の作となり。 蝗すくなくて油い連さる田盤。稲悉く/枯穂(か連ほ)となりける。此時尓 あたへて。鯨油の備あらば。いかでかかゝる蝗のう連ひ有べきぞと。嘆息 春連ども。甲斐なし。わ連きく。先年豊後尾形氏なる農夫。肥 後国尓至り。鯨油越もて。蝗を去ること越傳へしより。その術 肥後一国尓ひろごり。地頭より/備(そなへ)油と/號(がう)し。年々四斗入乃 樽尓て。五島平戸より。正真の鯨油貳千挺ツゝ買入となり。村々 田高尓應して割渡し。蝗生須と見る時盤。直尓その油越そゝ起。 蝗のひろがらざるうち尓用ふる故。油少し尓て蝗去り為せは。そ乃 患なしとなり。もつとも九州の御諸家かた盤。大躰その 備へありき。東北のうち尓ても。羽州秋田ばかりは。此備ありと 承りぬ。実尓ありがた起事也といへり。その書。気候の論。油 の善悪。油の用ひゆう。委しく載せた連と。既尓上木して。 世尓行る連ば。古々尓盤出さ須。志ある人盤本書を求めて 見るべし 補 再按。其後石灰尓て作連る米越食春る尓。味う春く。 秤耳かくる尓目方も軽る希連ば。米の性盤悪し具成 と見えたり但し人尓毒なる古登盤なき也。また石灰の 肥盤。山方草作りの田尓利多くして。平地の田耳盤 《割書:増補 大倉徳兵衛|が。豊稼録耳。》 《割書:/鯨(くじら)油の利越|/委(くわ)しくいへり。僉》 《割書:先年秋後尓|むしのつきたる尓。》 《割書:田へ流し古むべ|き時尓あらねば。》