翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

救荒事冝 - 翻刻

救荒事冝 - ページ 21

ページ: 21

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左様ならば。/奏(うかゞい)のうへ仰を待扁しといへど。人盤七日食は年は死春 べし。いづ連もはかゝ里あひゐふな。某ひとり罪越受くべしといひて。 粟を出して賑ひけ連ば。一路能飢民。悉く/全活(たすかる)こと越得たり。此/類(るい) /歴代(連きだい)尓多し。/悉(こと〴〵)くは/載(の)せ須。みな仁者その身罪を得る事越いと は須。多くの人の餓死を助けんとて。上の命を待須して行ひし こと尓て。誠尓やむこと越得ぬこと也。是は上より格別の思召をもて。 かねてかゝる時盤。救ひの儀。心尓まかすべき旨。御ゆるし阿りたき もの也。〇/唐(とう)の/玄(げん)宗/開元(かいげん)二十九年の/制尓(みことのり)。/承前(まへ〳〵より)饑饉尓は。み那 /奏報(うかゞひおさしづ)を扁て。倉を/開(ひら)きしことなれど。道路/悠遠(はるか)尓て。救ひの儀 /懸経(かけへだゝり)たることな連ば。今より盤/州懸官(ところのやくにん)。及び/採鈁使(志ゆんけんやく)尓/委(まか)すべき 間。米を/給(わた)して後。/奏聞(そうもん)せよと阿り。玄宗盤格別明君ともいひ がた希連ど。此事は千古尓すぐ連しこと也。〇備前の芳烈公。寛永の 餓饉尓逢ひ至ひ。救ひの儀を老臣と相続致され候處。評議 まち〳〵尓て一決せ須。熊沢/蕃山(はんさん)先生。《割書:助右|衛門》末座よ里進み出て。 かやう能せつ/長僉議(ながせんぎ)盤無用尓御座候。早く御救ひを下ざるべき 旨申希連盤。芳烈公/実(げ)尓もと思召。早速評議一決して。多く能 銀子越出して。窮民九萬人江厚く下され。尚もれたるものも あらんか登思召。御自身又盤家老分のもの尓ても。くよ〳〵ま多 御/巡見(志ゆんけん)あるべき。仰なれども。夫も差支あらんとて。やは里蕃山 先生尓仰せ付ら連。国中をあぐり行き。御救ひ尓も連たるものあらば