翻刻!江戸の医療と養生

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救荒事冝 - 翻刻

救荒事冝 - ページ 27

ページ: 27

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尓て子孫/及第(志ゆつせ)して/繁昌(はんせう)せり。人みな/積善(せきぜん)の/報(むくい)といへり。〇宋の/莆(ほ) /陽(いやう)の寺尓て。/大塔(たいたう)を/建立(こんりう)せんと須。ある人奉行/陳正仲(ちんせいちう)尓。加々る /荒歳(きゝんどし)尓あるまじきこと也。と免よ加しも行へば。正仲笑ふては道 らく寺僧どもよも自身尓塔を作る尓盤あらじ。此国の人越 傭ふへき也。さ連ば冨家より歛(とり)たてゝ/窶輩(びんぼうにん)尓/散(まきちら)須なり。是盤 小民とも食にあり徒きたるうへ尓。一塔を/嬴?(と?ぶん)尓するな連ば。かゝる /荒歳(きゝんどし)尓盤。僧の塔を作らぬこと越恐るゝのみとて止めざりき。〇/明(みん) の/英宗(えいそう)の/正統(しやうたう)五年。/畿内(きない)尓/災(わざわい)ありて。/民食贍(たみのしよくたら)ざりけ連は。/右僉(いうせん) /都(と)御史(ぎょし)張純(てうじゆん)と。/大理(だいり)少卿(せうけい)李畛(りしん)と。勅をうけて。/京城(みやこ)の飢民尓。 三月のあひだ/飯(めし)を/給(あた)へ。そのうへ/奉天華蓋謹身(ほうてんくわかいきんしん)の三/殿(でん)と。/乾(けん) /清坤寧(せいこんねい)の二宮を/造(つく)り。/畿内(きない)能民二年の間/歩役(ぶやく)をゆるし。父母 あるもの尓盤。人ごと尓米二石つゝ越賜へり。〇明の孝宗の/弘治(こうぢ)元 年尓。/張敷華(ちやうふくわ)。/湖(こ)廣(くわう)の/布(ぶ)政(ぎやう)使とな連里。歳餓しかは。/粟(もみ)を/給(あた)へ /粥(かゆ)を/散(くば)りたるなどせしかへ。官銭を出して。/学宮(かくかう)を修復し。 /傭(ひよう)の/値(ちん)をやりて。/餓(うえ)たる者を/業(たは)くるとなん。〇明の/萬歴(ばん連き)の/頃(ころ)。 御史/鐘化(志ようくわ)。民荒を救ひし尓。/各府州懸(くに〳〵)尓。学校城郭を 修復し。河を/濬(さら)へ。/堤(つゝみ)を/築(きづ)かしめ。/工役(にんぶ)を/募(つの)り。人ごと尓日尓米三升 を/給(あた)へけ連ば。/公私(かみしも)とも利となりき〇/落穂集(をちほしう)尓。天正年中 尓。五畿内大尓不作米穀の直段高直尓成候故。軽き者盤 飢尓及ひ。新/乞食(こじき)抔も餘多出来候得共。米拂底の時節