翻刻!江戸の医療と養生

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救荒事冝 - 翻刻

救荒事冝 - ページ 28

ページ: 28

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故。人の救ひ施しも無之尓付。道路尓例連相果る者無限義 を。豊臣秀吉公聞及び。殊之外苦労尓被成。/俄(尓はか)尓加茂川 /桂(かつら)川等の/提(つゝみ)普請を被申付。/土砂(つちすな)を持運候程の輩尓盤。鳥 目越あたへ被申候越も川て。飢饉の難越/遁(のが)連候登なり」和漢 古今仁人智者の/所為(志わざ)。/符(わりふ)を合せたるごとし登いふべし〇飢饉 の時盤。第一尓一揆の起る憂あり。夫尓盤普請作事を/興(おこ)せ ば。民とも食尓あり徒くのみなら須。仕事尓氣越取ら連て。他 事思ひ付ざる故。奸民ども/誘(さそ)ふとも。/徒党(とたう)はすまじき也。すべて 天下尓/変(へん)ありて。民心/穏(をだやか)ならざる時盤。加々ること越取行ふべき也。 /天草陣(あまくさぢん)能とき。/討手(うつて)の/大将(たいしやう)板倉内膳正殿。軍中尓て討死あり 希連ば。江戸も騒動して。民心さはがしく。種々流言おこり。変をも 生須べき勢なりける尓。加賀の/利常(としつ年)郷尓かありけん。公儀へ願ひて。 屋敷地越申受。大普請を始しめ。町中のものを雇ふて。多 く賃銭を取らせ。材木引地徒き尓盤。/音頭(をんどう)を取りきやりなど うたひ。美くしく出立せけ連ば。平生日雇尓出るものは勿論。身 上相應のものも。きそふてやとは連行き。見物人盤ちまた尓 満ち。江戸中加賀/邸(やしき)普請の話のみ尓て。天草の沙汰盤/薄(うす) らぎゆ紀。その内/静謐(せいひつ)尓な連りとかや。との事何連の書尓てか 見当りしが。久しくなりてわす連ぬ。 補  古の事後尓志ら扁し尓。加賀利常郷夜話登いふ書尓 《割書:増補 凶歳尓盤|とかく。いづかたも》    《割書:貧民ま春〳〵|たづきなし。范》 《割書:/倹約(けんやく)の/觸(ふ連)いづ連|ど。/無益(むえき)の古と也。》    《割書:文正の事を思ひ|て。/変通(へんつう)の考|道べし。》 《割書:貧民共盤倹|約盤いふまでも》 《割書:なく。冨民かく|べつ取締りなば。》