翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

救荒事冝 - 翻刻

救荒事冝 - ページ 37

ページ: 37

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/誠実(じつてい)なる/僧人(ばうず)を/募(つのり)て。/看病人(かんひやう尓ん)とし。/各坊(こや〳〵)へ/分数(くばりおき)て。/早晩(あさゆふ)病人の 醫薬飲食を世話し。/麁(そ)/略(りやく)なき様尓せしめけ連は。人みな/活(たすか)ること を得たりとなん〇人君尓て病人越/憫(あは)連みしは。/歴代(連きだい)尓多き うち尓。宋の仁宗のこと盤格別なりける。/至和(しくわ)元年正月。京師疫 行連け連ば。/内(きんちう)より/犀角(さいかく)二ツ越出しゐひ。/太醫(おゐしや)尓遣し。/薬(くすり)耳 /和(ま)ぜて民の疾を療治せしめよと仰ける。その一ツ盤/通天犀(つうてんさい)と いふて。得難きものなりしかは。左右のものども留置て。/服御(おめし)尓 いたさんといへと。帝の仰尓。各あ尓/異物(いぶつ)を/貴(たつと)んで。百姓越/賤(いやしん)せん やとて。御前尓て/打碎(うちくだか)しめたりとぞ〇武将感状記尓。/北條(ほうぜう) /氏綱(うぢつな)伊豆へ攻入時。或る里の家ごと尓。二人三人病臥しける。その 故を問せらるゝに。/壮(としわか)なる者盤。皆/乱(らん)を/避(さけ)て山林尓/逃竄(尓けかく)連候。我らは /疫痢(ゑきり)を病候尓よつて。起ることも叶は須して。敵の手尓死ぬる をもかへり見須候と云。氏綱/憫(あは連)みて。その里を/侵(をか)さ須。一物をも/掠(かすめ) とら須。薬を/給(あた)へ食越/與(あた)へら連ぬ。民大尓悦ぶ。是より衆人聞傳 へて志越/帰(き)須。氏綱伊豆を得るの/基(もとい)とな連り。《割書:謙按尓。北條氏伊豆|を取りたるは長氏なり。》 《割書:こゝ尓氏綱といふ誤なり。長氏盤伊勢新九郎と號し。後尓姓越|北條と改め。年寄りて早雲といふ人なり。氏綱盤早雲の子なり》 補 都盤いふまでもなく。国々の城下尓ても。医生は多くあるもの也。 さ連登醫書生尓盤豚をとらさす。郷中の醫師少き所尓盤。若 輩醫尓ても應届春連は。手分して遣すへし。右尓て村民どもゝ たすかり。醫生も一生懸命尓心を悉して。修業かた〴〵治療をす 《割書:増補 丙申の翌|年はたして。/疫(えき)》     《割書:出し。医者/乏(とぼ)|しき。村里へ。》 《割書:/癘(れい)大尓。行は連|け連ば。大府より》     《割書:ふれなふ古と|ありき》 《割書:医師尓命ぜら|連。薬法を抄》