翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

救荒事冝 - 翻刻

救荒事冝 - ページ 42

ページ: 42

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/辟穢(ひえ)/廣濟(くわうせい)/丹(たん)をか年用ふ扁し。此業盤四五十ケ村へ/施薬(せやく)志たる なり。もしつよく毒尓あたりたるもの盤求め用ふべし。」又惣身 /浮腫水種(うきは連春ゐしゆ)のごとくなるのみ尓て。/餘症(よせう)なきもの盤。/五加木(うこぎ)の根を /煎(せん)し飲(のめ)ば。/種(は連)ひくものなり」惣して草根木実のる以。小 毒あるものといへども。/灰湯(あく)尓て/煮(に)。二三宿水越/換浸(かへひたし)。さわして のち食す連ば/害(がい)なし。/灰湯(あく)尓盤雑木の/堅木(かたぎ)越/焼(やき)たる/灰(はい)よし。 /松杉(まつ春ぎ)を/薬焼(やき)たる灰盤/功(しるし)なしといへり」宝暦六年の春。飢民 /藤葉(ふぢのは)/車前草(おほばこ)を久しく食たるもの。惣身青色尓なり。水/種(しゆ) のことくはれたるもの尓。救荒解毒丹を四五/貼(ふく)/白湯(さゆ)尓て飲 しめけ連ば。/腫消(はれひき)全快したり。〇備荒録。草木能葉を食ふ 法越挙て。大抵本草など尓いへるもの也。但/季(くわ)しく/能毒制法(のうどくせいはう)を いひ。又盤彼能方尓なきものをば左尓/抄出(かきいだ)須。」/蕨粉(わらひのこ)は。米の粉か 麦の粉。又/米粃(ぬか)を/雑(ましへ)食す連ば害なし。雑へ食ふ物宜しから ざる盤甚/害(がい)あり。又蕨粉ばかり久しく食へは。目/暗(く)らみ髪 /落(を)つ。小児多く食す連ば。/脚弱(あしよはく)して/行(ある)くことあたは須。もし 毒尓あたらば。白米を/挽(ひき)わり。/粥(かゆ)尓/煮(に)て/湯(ゆ)のごとくし。塩か/焼(やき) 味噌をまじへ度々/吮(春は)須べし。」/止知乃箕美(とちのみ)。/香月牛山(かづきぎうざん)いはく。 倭俗/橡実(志やうじつ)をもてとちと須る盤/非(ひ)なり。山野の民。この/実(み)を米 粉に/和(まぜ)て。/糕(もち)として。食ふ。蛔蟲(くわいちう)を殺し。小児食ふ尓よろしと いへり。/性大寒(せいだいかん)也。水越/換(かへ)て/煮(尓る)こと。/十五次(しうごたび)して。毒越/淘(さはし)去り。