翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

救荒事冝 - 翻刻

救荒事冝 - ページ 50

ページ: 50

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民の食尓/艱(なや)めるを知りて/憫(あは連)むへし。東游記尓盤。津軽辺尓て盤 人を食ひ。はて盤我か子越も食ひしものありしことなと載たれど。 事長希連はこゝ尓盤もらしつ。 補 去る天保丙申の歳は。まだ天明より甚しき飢饉尓て《割書:天明尓盤江戸の|小賣百文尓三合》 《割書:五勺天保尓は|二合に及べり》諸国流民多く。/餓莩(いきだをれ)道尓横たわれるを。余海道の往来。また 江府の市町尓ても。多く見及べり。そのありさま。誠尓目もあてら連ぬ次第 なり。奥羽はわけて《割書:奥羽尓ては。平生の米價五升饒全年寄?なる所。|天保の度は。全三両尓およぶ。江戸より?なし。》甚しくあり ける由也出羽地方尓て盤山尓て白亞を堀り来り食とせしといへり 捕   〇常平義倉社倉貯穀之事 常平倉は。/魏(き)の/李悝(りかい)尓始り。/漢(かん)の/耿壽昌(かうじゆしやう)尓な連り。穀/賤(やす)き時尓。買ひ 古みて。相場を下落せしめず。/貴(たか)き時尓う里出して/騰貴(たうき)せしめ須。 士農の為尓も。工商の為尓もよろしき法也。義倉盤。六朝尓始り。冨人 倉といひけるを。随の世尓至りて。義倉と改む。冨人とも尓義をすゝめ。 穀を積しめおき。凶年尓。貧民を救ふ法なり。社倉は。/宋(そう)の/朱文公(しゆぶんかう) 尓定る。百姓とし。/社(なゐま)をたてゝ。年貢の外尓。分米少々づゝ出さしめ役人 預りをき。凶年尓至りて出し救ふ法なり《割書:按する尓後世/租税(そせい)重くして。|当納米の外尓。少し尓ても。》 《割書:出さ春る古とはむつかしき古と也。夫も種々仕法ありて。小民尓ても出来る法あるべし。既尓。|朱子の社倉も。/糴本(てき不ん)は上供米を拝借し。そ連を民へ借し渡し。少々の利米を出させ。》 《割書:後尓盤糴本を上納し。下の積米年々ふへて。|多分尓な連る古と本書尓/詳(つまぶらか)なり》右いづ連も良法なり。仕方は所尓より。 時尓より。種々あるべし。余もひそか尓。考へし古とあり。義倉社倉を。 ひとつ尓して。冨人尓糴本を出さ春古となれど。いまだつくさゞる