琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: ハワイ大学所蔵 阪巻・宝玲文庫 vol. 1

琉球秊代記 附雑話 全 - 翻刻

琉球秊代記 附雑話 全 - ページ 10

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翻刻

十八・《割書:宝徳元年|正統十四年》薨・在位五年・寿四十二・世子なかりしかば・叔父(しゆくふ) なりける・尚金福をして・位をつがしむ・ 尚金福(しやうきんふく)王 尚巴志王の第六子・《割書:応永五年|洪武三十一年》生・《割書:宝徳二年|景泰元年》位を つく・年五十三・《割書:享徳二年|景泰四年》薨・在位四年・寿五十六・此王・宝徳三 年・将軍(しやうぐん)義政公(よしまさこう)へ銭千貫(せにせんくはん)と方物(ほうぶつ)を献ず・ 尚泰久(しやうたいきう)王 尚金福王の子・《割書:応永二十二年|永楽十三年》生・《割書:享徳三年|景泰五年》位につく・年 四十・《割書:寛正元年|天順四年》薨・在位七年・寿四十六・ 尚徳(しやうとく)王 尚泰久王の第三子・《割書:嘉吉元年|正統六年》生・《割書:寛正二年|天順五年》位につく・年 二十一・此王 君(きみ)たるの徳(とく)なく・漁(ぎよ)猟(りやう)夜(よ)をもつて日につぐ・暴虐(ぼうぎやく) いふばかりなかりしかば・鬼界島(きかいがしま)そむきて・年々の貢(みつき)を おさめさりしかば・王みづから将(しやう)として征伐(せいばつ)し・おほひにほこる・《割書:文明元年|成化五年》薨・在位九年・寿廿九・世子(せいし)いとけなかりしを国人/弑(しい)して・ 浦添/間切(まきり)の内間(うちま)里主(さとのぬし)・尚円(しやうえん)をあげて・位をつがしむ・《割書:以上七代》 《割書:六十四年》 尚円(しやうえん)王 字(あさな)は思徳(しとく)・金伊平(きんいへい)の人にして・その先祖(せんそ)いづれの 人なりとをしらず・一説(いつせつ)に・舜天王の孫義本王・位を英祖王 にゆづりて・北山にかくる・その後裔(こうゑい)也と・父は尚稷(しやうしよく)といひて・ 伊平里 ̄の主たり・此王うまれながらにして異瑞(いずい)おほく・ことさらに 賢(けん)なり・国おほいに旱(ひでり)せしに・此人の田のみはあめなきに 水かれず・人々みなおとろきて奇瑞(きずい)とす・しかれどもなを〳〵・