翻刻
【十五頁右】
重金丸中心之図
重金
惠平屋師志魯謹摸
【枠外上に十一と有】
牝鷄之晨者十室而九(ひんけいのあしたするものじうしつにしこゝのつて)と・夏子陽(かしやう)が録(ろく)する如く・また弁才天の島
なりとて・男子より女を敬(うやまふ)ふと・西定法師傳(じやうさいほうしでん)にもいふに似(に)て
女子いまだ嫁(か)せざるうちは・つねに父母にははなれおり・もつはら
男とまじはりあそび・あひともに手をとりあふて・市中(いちなか)を
往來(わうらい)すれども・いさゝかもはぢはゞからず・されどすでに・嫁して
よりならは・操(みさほ)もつはら貞(たゞ)し・もし罪(つみ)をおかすものは・あひ
【十五頁左】
ともにみづから死す
ゆへに国中
もとより
獄屋等
のもの
なしと
いえり