翻刻
【枠外上に十二と有】
國中 唱妓(たはれめ)はなはだ多し・すへて風俗(ふうぞく)は琉球談にくはし簪(かんざし)は
玳瑁(たいまい)鼈甲(べつこう)にして・銀(ぎん)を挿(さす)ことを禁(きん)ず・途(みち)にして貴人(きにん)に
あへば・草履(そうり)をぬぎて・足(あし)ばやに通(とほ)るを法(ほう)とす・又 浪華(なには)に
いふ・ピンシヤウの如く・小舟(こふね)にうかみいでゝ・外島(くはいとう)より来る舟人(ふなびと)に
すゝむるもあり・ちかき頃は酒席(しゆせき)にましはる時は・謡歌(こうた)をうたひ・
三絃(さみせん)にあはせて・月扇(げつせん)をもちおどる・坐客(さかく)おほひに興(きやう)じて
酒席のたすけとなる・其かたにいはく・
ちごのもんにたつたればばびうのやうなつのむしがどたま
のぢよけんをちよひとはねたホンダエ〳〵〳〵《割書:ばひうは牛(うし)の子|なりつのむしは》
《割書:はちなりとたまはあたま也ちよけんはあたまのたかき所也ちごのもんとは|わが思ふわかき男の門にしのひよりしかははちにあたまをさゝれしといふ意なるべし》
【十六頁左】
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