翻刻
十 寶剣重金丸(ほうけんてうきんまる)の来由(らいゆ)并図
十一 女子の説并図
十二 娼妓(たはらめ)謡歌(こうた)おとりの説并図
十三 梅津(うめづ)少将(せう〳〵)三線傳来(さみせんでんらい)の説
十四 託女荒神(たくじよくはうじん)ばらひ并図
十五 酒の説
十六 諳厄利亞人(あんぎりあじん)紀行(きこう)
十七 錢(せに)の説
十八 君子樹(くんしじゆ)の説
十九 古郡(ふるこほり)八郎 漂流(ひやうりう)の話(はなし)并図
【各行頭の漢数字は全て○囲い】
琉球年代記
(天孫氏(てんそんじ)王) 抑(そも〳〵)此国 開闢(かいびやく)の始(はじめ)・一男一女おのづから降(かみさがり)て・
男神(おかみ)をシネリキユ・女神(めかみ)をアマミキユといひ・三男二女
をうむ・長男を天孫氏(てんそんし)と云・王の始也・次男は按司(あんず)《割書:諸候|なり》
の始となり・三男は百姓の始となる・長女はクン〳〵・次女を
シユク〳〵と云・クン〳〵は天神(あまつかみ)・シユク〳〵は海神(わたつみのかみ)となる・此ふた
はしらの神・ともに国の守護神(しゆごじん)なりと云・陏書(ずいしよ)に
いはゆる・大業(たいきやう)元年・《割書:推古帝|十三年》阿蛮(あばん)と云者・上言(しやうげん)すらく
海上(かいしやう)烟霧(ゑんむ)のかたちみゆ・これすなはち流求(りうきう)也と・しば〳〵