翻刻
【右丁】
《振り仮名:瘡■|そうやう》【「疒+邕」・癰ヵ】名目俗解 身體(しんたい)名目俗解
醫者(いしや)流儀(りうぎ)の心得 古方(こほう)後世(こうせい)を知る心得
醫書(いしよ)名目俗解 治療(ぢりやう)名目俗解《割書:附養生》
巻之下
病人/食物(しよくもつ)の心得《割書:諸病(しよびやう)宜禁(よしあし)》
食物(くいもの)能毒(よしあし)《割書:いろは分》 合食(くいあわせ)禁(もの)忌
【左丁】
病家心得艸巻之上
藤井玄芝著
平生養生の心得
夫(それ)養生(やうしやう)とは服薬(ふくやく)【左ルビ:くすりをのみ】鍼灸(しんきう)【左ルビ:はりやいと】薬餌(やくじ)【左ルビ:くすりぐい】なとをいふにあらす専(もつはら)飲食(いんしよく)【左ルビ:のみくい】
起居(ききよ)【左ルビ:たちい】をほどよくし思慮(しりよ)【左ルビ:おもひ】色欲(しきよく)【左ルビ:いろ】力役(りよくゑき)【左ルビ:ちから】などをほしいまゝに
せず常(つね)に心をつけて慎(つゝし)むをいふなり若(もし)飽食(はうしよく)大酒(たいしゆ)を好(この)み
色欲(しきよく )力役(りよくゑき)を過(すご)し分限(ふんげん)不相應(ふさうおう)の望(のぞみ)を発(おこ)し利欲(りよく)を貪(むさぼ)り
心氣(しんき)を労(ろう)すれは疾病(しつびやう)【左ルビ:やまい】忽(たちまち)に発(おこ)る其時(そのとき)に至(いたつ)て仮令(たとい)扁鵲(へんじやく)華(くわ)
佗(だ)妙術(めうじゆつ)を尽(つくす)とも何(なんぞ)効(しる)しあらんや平生(へいせい)養生をよくする人は
一旦(いつたん)病(やまひ)に臥(ふす)とも服薬(ふくやく)鍼灸(しんきう)の功(こう)速(すみやか)なり然(しか)れともあまり